トイレで清掃婦の方にいいことしました。まじめな話。

2007年01月26日

過日トイレに入ったら、清掃婦の方が後ろ向きで、一生懸命モップをかけておられた。ほかにだれもいなかった。私はうしろから「コンニチワ!ごくろうさま!」 と声をかけた。婦人はびっくり驚いたようすで
「ああ、びっくりしたあ」 と云った。

つぎのようなやりとりがつづいた。


私:「すみませんね。驚かせて。でも声をかけないともっと驚かれると思いましてね、あいさつしたんですよ」 (その場所はうなぎの寝床みたいに長く暗い通路の奥にあります9


婦人:「そうでしたか。でも最近男の方から声をかてもらったことがないから、驚きました」


私:「そんなことないでしょう。まだ 若いのに」


婦人:「なんがですか、もう62歳ですよ」


私:「若い若い、森光子さんなんて80過ぎてもまだ舞台ででんぐり返しやってますよ。その子供みたいな年齢の人が何を弱気なことを云ってるんですか」


婦人:「そうですかねえ、まだ大丈夫ですかねえ」 (云いながら鏡に自分の顔を映し髪を掻き揚げた口元に薄紅がさしてあるのが見えた)


私:「まだまだ捨てたもんじゃないですよ。人生これからですよ」


婦人:「あ~今日は、うれしかったあ、あなたに会えてよかったあ。なんか元気が出てきたあ」


私:「その調子その調子。女性が一生懸命働く姿は美しいですから、きっといいことが起きますよ。続けてれば」


婦人:「そうですね。がんばります。」


私:「良かった。わたしもおばさんに会えて。ありがとう。がんばってね。」


婦人:「はい。ほんとうにありがとう」



ほんの短いやりとりであったが、トイレを済ませたスッキリ感とは違う(笑)うれしさを感じた。

婦人のうしろ姿が猫背から一転背筋がピンとしてたのが印象的であった。



Posted by 中高年の太陽 at 16:15 │Comments( 0 )
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